整形外科
 当院整形外科では、関節外科、脊椎外科、手の外科、関節リウマチ、骨折、スポーツ整形外科、小児整形外科など整形外科全般にわたる症例があり、個々の分野の専門医が中心となって治療にあたっています。
 その中でもよく患者さんから聞かれるご質問について、簡単にまとめましたのでご覧ください。
Q1.接骨院・美容整形との違いはなんですか?
  Q1_img 接骨院の施術者は国家試験に合格した柔道整復師といい、医師ではありません。ですので、レントゲンで診断をしたり薬を出したりすることはできません。一般に、捻挫・打撲・骨折・脱臼・などに対して、柔道整復の施術を行うところです。本院では基本的に接骨院への紹介はしておりません。
 美容整形は美容外科が正式名称で、見た目を治す診療科です。形成外科に含まれていることもあります。整形と同じ漢字を使うため確かに紛らわしく、実際に整形外科を骨筋外科等へ変名を議論されたことがあります。中国では骨科と呼ばれているようです。整形外科は、骨折や脱臼、腰痛、肩こり、関節痛、手足のしびれなどに対して、主に機能的な(手足の使い勝手をよくするため)改善を目的とした治療を行っています。
 
Q2.骨を強くするのにはどうしたらいいですか?
  Q2_img 骨を強くする(健常に保つ)ためには、適切な食事と適度な運動が大切です.カルシウムをたくさん取ること、習慣的に散歩をすること、日光浴をすることなどがよいとされています。逆に、タバコや糖分の取りすぎはカルシウムを減らしてしまいます。
 また、骨の量が減り骨折しやすくなった状態を骨粗鬆症といい、いろいろな病気や老化でおこります。レントゲンなどで骨の量を測って診断します。最近では,いろいろな骨粗鬆治療薬がありますので、ご心配な方は整形外科で検査を受けられることをお勧めします。
 ただし、骨が強い、健常だからといって、外傷の際に骨折しないというわけではありません。
 
Q3.骨折をしたらどれくらいで治りますか?
   子供の時ほど早いですが、一般的には骨折してから最低6週間から8週間はかかるとされています。身体で一番大きな骨である大腿骨の真ん中の骨折では半年以上かかる場合もあり、身体の場所や骨折の仕方によってもまちまちです。また、手術をすれば早く治るという単純なものでもありません。骨折を治すには、しっかりと固定することが必要です。固定の仕方としては、外からの固定(ギプスや副木)や内からの固定(手術によるプレートやネイル)があります。骨折には同じものはなく、骨折の診断と治療は、永遠に続く整形外科医の命題です。  
Q4.最近おばあちゃんが辛そうに階段の昇り降りをしているのですが…
 

Q4_img 歳をとるとだれでも筋肉が痩せて、体全体が重くなるようです。バランス感覚も減っていきます。ましてや,肥満がある場合にはなおさらです。そういった意味で,ある程度階段が辛いというのは避けられないことです。
 ”メタボ”はご存じと思いますが、骨や関節などの運動器の障害によって起こる病気は”ロコモ”(http://www.jcoa.gr.jp/locomo/teigi.html)と言われています。ロコモの中の変形性膝関節症では、主として加齢によって膝関節の軟骨がすり減り、関節が腫れて痛みを感じるようになってきます。このような病気に対して整形外科では人工関節の手術を行い、痛みを取って歩行や階段昇降が楽になっていただけるように努めています。

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Q5.パソコンを使って手首が痛くなる事が多いので湿布を貼っているのですけど、なかなか痛みが取れません。
 

 パソコンによる手の痛みの原因には、いろいろな病気があります。使いすぎて「すじ」に炎症が生じる腱鞘炎であることが多いですが,手の関節炎などもあります。また、頚からの神経痛や関節リウマチなど手以外の病気が原因である可能性があります。整形外科の中でも,手を専門とする医師がいますので、ご相談ください。

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Q6.歩き始めると脚の付け根が痛みます。手術しか治療はないのでしょうか?
 

Q6_img 整形外科は、広い意味での外科の中のひとつですので、主な治療法は手術になりますが、手術をしない方法での治療も行っています。骨折の際のギプス固定といえばお分かりになると思います。
 脚の付け根は股関節と言います。股関節が痛くなる病気にはいくつかありますが、手術をしないで筋力強化の運動をすることによって痛みを取る方法もあります。整形外科を受診すれば手術をしなければいけないとは考えずに、まずは相談に来てみてください。

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Q7.最近歩くと脚がしびれてくるのですが、これは整形外科の病気でしょうか?
 

 歩くと脚がしびれてくるのは,神経に原因がある場合と血管に原因がある場合があります.通常,神経に原因がある場合は整形外科,血管に原因がある場合には血管外科で治療することになります。
 神経に原因がある場合は腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどで、腰のせぼねの部分で神経が圧迫されて脚がしびれてきます。 一方、血管に原因がある場合は閉塞性動脈硬化症などのように下肢の動脈の血流が不十分であるために脚がしびれてきます。また神経と血管の両方とも悪い場合も考えられます。診断のためにも整形外科を受診していただくことをお勧めします。神経が原因であると疑われる場合は、腰椎MRI検査で多くの場合診断が可能です。
 しびれは治りにくい症状のひとつで、歩いたときだけ症状が出現するうちに治療を開始すると治りやすいのですが、歩かなくてもしびれているようになってから治療を開始するとしびれが残ってしまうことがあります。また腰で神経が圧迫されたままにしておくと痛みやしびれだけでなく、脚に力が入らなくなったり、尿が出なくなったり漏れたりすることもあるので注意が必要です。適切な時期に治療を開始できるように、歩いて脚がしびれる場合にはまずは整形外科を受診してみてください。

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