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ごあいさつ

アレルギー疾患のトータルケアを

アレルギーの病気は多くが乳幼児期から始まります。生後2~3か月の頃に、口のまわり、頬などにジュクジュクした湿疹で始まり、やがてアトピー性皮膚炎や食物アレルギー、同じお子さんがダニに反応する気管支喘息、2歳を過ぎるころから花粉症、という風にアレルギー症状がマーチするかのように進展していく様子をアレルギーマーチといいます。このアレルギーマーチを阻止するためには、早期からアレルギーマーチを視野に入れた予防治療が大切になります。気管支喘息ではピークフローモニタリング、アレルゲン対策、アトピー性皮膚炎では掻破予防、スキンケアを行い、薬剤の工夫、ライフスタイルを改善することにより症状はよくすることができます。アレルギー性鼻炎で舌下免疫療法を行っています。それらを達成するためには、病気を知る意味で患者教育が大切でありますし、患者さんのご訴えから、何が悪化、難治化する要因なのかを見つけていくことが必要になります。
アレルギー教室、エピペン講習会をはじめ、小児アレルギーエデュケーター、看護師、栄養士などの協力を得てアレルギー疾患のトータルケアを目指しております。

免疫・アレルギーセンター部長
清益 功浩

診療内容

症候分類 具体的な病名
慢性咳嗽 気管支喘息、後鼻漏症候群、アレルギー性鼻炎/ 副鼻腔炎
喘鳴、呼吸困難 気管支喘息、喘息性気管支炎
慢性湿疹、掻痒 アトピー性皮膚炎、じんましん
鼻閉、鼻汁 アレルギー性鼻炎
アナフィラキシー 食物アレルギー
※いずれも主に15歳以下の方を対象としております。15歳以上の方につきましては内容により適切な診療科と連携をとり対応させていただきます。

実績

2021年度(外来・入院を含めて重複例を含む)
アトピー性皮膚炎 1472名
食物アレルギー 1336名
気管支喘息 832名
アレルギー性鼻炎 810名
アレルギー性結膜炎 447名
アナフィラキシー 185名
食物依存性運動誘発アナフィラキシー 26名

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