乳児院の紹介
乳児院ってなに?
様々な事情により家庭で暮らすことができなくなった、0歳から概ね2歳までの赤ちゃんや子どもたちが暮らす施設です。保育士、看護師、医師、管理栄養士、心理士・・・といったような、たくさんの専門のスタッフがチームとなり、24時間体制で赤ちゃんや子どもたちの毎日の生活と健康を、家庭に代わって、しっかり見守り育てます。
保育園との一番の違いは、赤ちゃんと子どもたちの「生活の場・家庭」となることです。お腹が空いたらミルクをもらいご飯を食べ、おしっこやウンチをしたらオムツを取り替えてもらい、お風呂に入って清潔にしてもらい、寒い時にはあったかい洋服を着せてもらう、怖い思いをしたらなぐさめてもらい、楽しいことがあったら一緒に喜んでくれ・・・そうした、“生活”が乳児院にあります。こうした日々の何気ない瞬間、やり取りの積み重ねを通して、赤ちゃんや子どもたちにとって、乳児院は“安心できる、もう一つの家”として、一人ひとりの成長と発達をしっかり支えています。
スタッフの願い
![]() |
![]() |
![]() |
赤ちゃんが、こころも身体も元気にのびのび育つこと。そして、明るく元気に笑顔いっぱいの日々を過ごすこと。それが乳児院スタッフの願いです。子どもたちにとっては、関わるすべてのスタッフが自分を守り愛してくれる親代り。笑って泣いて、また笑う、・・・そんな乳児院での毎日の生活、職員や大人との関わりを通して、“大切にされている”という思いが、子どもたちのこころに芽生え、元気に育つ拠り所になってくれればと思います。
特に、済生会大阪乳児院では、済生会大阪北リハビリテーション病院が併設されていることもあり、他の乳児院と比較すると、障がいを持つ赤ちゃん、子ども達がいることも珍しくありません。障がいを持っていても、そうでない子どもたちに負けじと元気いっぱいです。健康面でのケアをしっかりするのはもちろんのこと、医療的な観点からの関わりだけでなく、“育てる”一つの家庭であるということを十分に理解して、子ども達の“力”を支えていきたいと考えています。