里親支援機関 おむすび
子どもたちの健やかな育ちのために~「施設」から「家庭の暮らし」へ
家庭で育つあたたかさを子どもたちに…
里親制度ってなぁに?
里親になるには
里親になって(はぐくみホーム)
【はぐくみホーム Nさん】
私は約19年間、保育士として保育所で勤務していました。主人も保育士をしており、家族は高3の娘と高1、
中1の息子の5人家族です。地域の子育て支援もしており、約4年間ドッヂボールチームも運営しています。
【里親登録しようと思ったきっかけ】
保育士としてさまざまな家庭環境で育つ子供たちと出会い、自分に何かできることはないかと模索していました。
「子育てを通して社会・福祉に貢献したい」という思いから里親登録を決意しました。家族に話すと主人はもちろん、
子どもたちも賛成してくれました。特に主人は同じ保育士であることから心強い一番の理解者です。
【里親登録するまで】
保育士になり20年目の節目に保育所を退職し、これからは『里親』として子どもの養育に専念する決意をしていたことから、里親登録に向けて準備をすすめました。
『里親支援機関おむすび』が相談窓口になっていることを知り、すぐに電話で相談しました。
面接・研修・施設実習と順調に進みました。乳児院での実習では、赤ちゃんの抱っこから授乳、沐浴介助など子育て依頼の赤ちゃんのお世話で夫婦ともども癒された実習でもありました。相談開始から約6か月後の2020年3月、無事に里親登録されました。生活に慣れてくると、わんぱくぶりも発揮してくれるようになりました。時には遊びの中で奇声を上げたり、自分の思うようにならなければ大泣きし、暴れて怒ることもあります。泣き声から虐待と勘違いされ通報されたこともあります。
正直ショックでしたが、担当の先生方が何より信じてくれたことが励みになりました。また里父でもある主人が常に
寄り添い、話を聞いてくれました。一人で頑張りすぎないこと、助けてくれる人がいることで気持ちが楽になりました。
【実子たちの変化】
Yくんが我が家での生活に慣れるきっかけづくりは実子たちの頑張りもあったからだと思います。生活習慣や経験したことの違いに驚くことや戸惑うことがあったり、Yくんが大泣きしてわがままを言ったり、ふざけたYくんが力任せに実子を叩いたりすることもありました。嫌なことを我慢し「いいお姉ちゃん、お兄ちゃんでいなきゃ」と肩に力が入っていたように思います。
実子たちの些細な変化をキャッチし夫婦で話し合い、時には家族会議を開き、それぞれに思っていることを伝えあったり
することで解決してきました。Yくんが来て数か月、一緒にご飯を食べる、お風呂に入る、四季の行事を楽しむ、
そんな我が家での生活にYくんがいることが当たり前になってきたなぁと感じるようになりました。
【里親として】
里親として活動する中、戸惑いや、葛藤、落ち込むこともありますが、支えてくれる家族や里親支援の先生、子ども家庭センターの先生方とが「ONE TEAM」となることで我が家が安全基地となり、うれしいときはみんなで笑い合い、しんどい時はみんなで助け合いながらYくんが親元に帰る日まで大切に育てたいと思っています。また、これから我が家に来る子どもたちにも、たくさんの人のぬくもりの中で育てていきたいです。くじける日もたくさんあると思いますが、元気があれば何でも出来ると信じて前を見て歩いて行きたいと思います。
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