新人看護師の一年

新人看護師の1年

新人看護師

看護技術習得と
研修を通しての成長過程

東9階病棟 2017年入職

入職時は最初プリセプターナースとペアになって指導してもらいながら勤務します。プリセプターナースと勤務が違う時は他の看護師とペアになりサポートしてもらいながら日々の業務を実施していました。付き添いながら皆さん優しく教えて頂きました。最初は清拭や採血等の技術面はもちろん、患者さん1人を担当することが難しく迷ったりすることも多かったですが相談しながら実施していました。しかし、最初は出来なかった患者さんの個別に合わせた観察も5月になると少しずつ出来るようになってきたこと。6~7月頃には採血、8~9月頃には点滴処置などの技術を実技のテストを受け、一緒に繰り返し練習してもらうことで、確実に身につけていくことができました。そして1年後にはアソシエイトナースとして複数人の患者さんを担当することができ、成長出来ていることを感じる事が出来ました。東9階病棟は血液内科の病棟で抗がん剤や輸血の件数が多いため、薬剤の知識やそれぞれの副作用も症例や医師の講義などを通し学ぶことができます。今では抗がん剤の投与技術も身につけることができ、今後も専門的な知識を深めて行きたいと考えています。

4
  • 新入職員オリエンテーション
  • 病院見学
  • ナーシングマナー
  • 安全な環境管理
  • 生活援助基本技術
  • 電子カルテ研修
  • 夜勤体験
4月
5
  • 診療科専門知識の習得
  • 日常生活援助技術(排泄・清潔・栄養・移動)
  • 褥創予防
  • 看護記録
  • 採血講義・練習
  • 4人夜勤
5月
6
  • 点滴投与中の患者の日常生活援助
  • 輸液ポンプ・シリンジポンプ研修
  • 注射演習
  • 採血実施
  • 誤薬・誤注射予防
7-9
  • 病棟で必要な医療技術の習得
  • 患者のニーズに合わせた日常生活援助
  • 注射テスト合格後実施
  • 家族看護
  • 夜勤業務の確立
  • クリティカルパス(8月)
  • エンゼルケア(9月)

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4月は職場や環境に慣れることに精一杯でしたが、5月からは実技研修が本格的に始まっていきました。患者さんの日常生活援助から始まり6月以降から注射などの技術取得が始まっていきます。日常生活援助は看護学校の演習や実習でやったことありましたが、注射などは初めての経験ばかりでとても緊張していました。同期同士で練習していき、合格したら患者さんへ段階を踏んで実施していきます。
5月から4人夜勤となり夏に向けて3人夜勤へ変わっていきます。東9階ではモジュール体制で夜勤でもチーム内の患者さんすべての症状観察や点滴処置などを基本的に1人で行います。技術習得の状況により先輩看護師のサポートを受けながら業務を行っています。夜勤を確立するのに時間かかりますが患者さんの観察力は身につくと思います

10-12
  • プライマリ-ナース研修
  • アセスメントを行いケア計画の修正
  • プライマリーナースの役割
  • 多重課題研修(11月)
  • 点滴練習
10-12月
1-3
  • 配薬・点滴投与管理ができる
  • 医療処置・検査の介助が出来る

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技術取得もしながら、アソシエイトナースとして患者さんを責任持って受け持ち観察していきます。そのためにプライマリーナースの役割や個別性のケアを学んでいきます。東9階では輸血や化学療法がメインとなるため、患者さんによって出現する副作用が違うので患者さんに合わせたケアが必要となります。患者さんに合わせた看護ケアを立案し先輩看護師と修正しながら1日のスケジュールを考えていきます。また、中心静脈カテーテル・腰椎穿刺の件数が多いため医療処置の介助につけるようにナーシングスキルを用いて基本的な手技を学び先輩看護師の付添のもと技術取得もしていきます。

POINT

サポートナース(5年目以上)を、プリセプターナース以外に配置し新人看護師をフォローしながら技術の習得や進捗状況を確認しながら協力し新入職員をサポートしています。

プリセプターナースは4年目以上の看護師としていますが、新入職員と近い目線で一緒に成長できる機会としているため、第3者のサポートとしてサポートナースや師長・副長の支援を受けながらプリセプターナースと新入職員でお互いに行き詰まるところなどは相談できるよう病棟全体で新人育成が出来るような環境作りをおこなっています。

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