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地域の先生方へ

患者さんが安心して当院で手術を受けて頂けるよう、また先生方も当院へ快く紹介して頂けるよう、次の3つの理念のもとに診療に取り組んでおります。
①断らない
依頼のあった手術は断らないことを基本姿勢としています。重度の合併症がある場合でも、それが理由で断ることはしません。他科と連携して手術までに状態を整えたり、負担の少ない麻酔法を計画します。
もちろん当院での手術が困難と判断した場合は、高度医療施設での手術を提案させて頂くこともあります。しかし安易に、「麻酔科が断ったから手術ができない」という状況にはしません。
②術後鎮痛を徹底する
患者さんが心配される術後疼痛を減らすのが、我々麻酔科医の腕の見せどころです。
具体的には、硬膜外麻酔、末梢神経ブロック、麻薬の持続投与などの複数の鎮痛法を組み合わせて、術後疼痛を減らす工夫を行っています。
実際に開業医の先生(整形外科)から、次のような励みになる言葉を頂戴しております。
「全身麻酔に末梢神経ブロックを併用することで周術期の疼痛が減少し、以前よりリハビリも順調に進むようになりました。」
③術後の悪心嘔吐への対策
術後の離床を妨げる要因として、疼痛と並んで大きいのが悪心嘔吐です。
その対応として、完全静脈麻酔で行う(吸入麻酔を使用しない)、複数の制吐剤を予防投与する、麻薬の使用量を減らすために局所麻酔薬を併用することを行っております。

当科は、スタッフ9名全員が麻酔科専門医です。
それぞれが以上の3つの理念をもとに、周術期管理を行っております。
患者さん、地域の先生方が安心して当院に託して頂けるよう、これからも取り組んで参ります。
 

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