内観

病院情報の公開について

集計条件

平成28年4月1日から平成29年3月31日までの退院患者であり、一般病棟に1回以上入院した患者

除外条件

入院後、24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児
臓器移植

患者数

10未満の場合、-(ハイフン)で表示

在院日数

親様式の様式1開始日から様式1終了日までの日数

平成28年度 大阪府済生会中津病院 病院指標

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 775 216 377 552 958 1,385 2,970 4,102 2,836 439

一般病棟に入院した患者さんで年齢階級別(10歳刻み)の患者数を示しています。年齢は入院時点の年齢としています。退院患者の年齢構成を見ることにより、本院の特徴を理解することができます。当院では60歳~89歳の患者割合が全体の68%を占めています。この結果は当院が大阪府がん診療拠点病院であること、24時間体制で心筋梗塞などの循環器系救急や消化管出血などの消化器系救急の受け入れを行っていることが影響していると考えられます。また、地域医療支援病院として地域社会に貢献できるよう努めております。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

診療科別症例トップ5は、それぞれの診療科が多く取り扱っている疾患を示しています。当院が得意とする分野を示しているともいえます。また、自院の平均在院日数を全国の診断群分類別平均在院日数と比較することで、それぞれの診断群分類を如何に効率的に診療を行って いるかを評価することが出来ます。入院期間IIが全国のDPC対象病院の平均値を示していますので、それよりも当院の方が短ければ当院が効率的な診療を行っているという事になります。転院率は疾患の特性がありますので、転院率の高低を問題にすることは出来ません。平均年齢についても同様です。

外科・消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060335XX02000X 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 135 6.8 7.6 0.01% 65.5
090010XX03X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2 なし 56 5.9 6.6 0.00% 67.1
060035XX01000X 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 54 13.2 15.9 0.00% 71.9
060020XX02X0XX 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 49 14.6 17.6 0.01% 70.4
060040XX02X00X 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 45 14.3 18.0 0.01% 68.2

外科では消化器疾患の外科、乳腺の病気の検査・治療を専門とする外科および一般外科を専門としています。消化器疾患では当院消化器内科と連携し、また近隣医療機関との間で病診連携を確立していますので、おもにこれら疾患の手術治療を担当しています。症例数では胆嚢炎などに対する手術治療、結腸、直腸、乳房の悪性腫瘍に対する手術治療が上位を占めます。

整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070230XX01XXXX 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 134 32.9 26.3 0.00% 75.5
07040XXX01XXXX 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 125 33.3 24.4 0.01% 67.0
160800XX01XXXX 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 75 31.6 27.6 0.32% 83.2
070341XX020XXX 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 頸部 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定等 手術・処置等1 なし 43 27.8 22.7 0.01% 67.9
070343XX99X1XX 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 1あり 40 3.0 3.1 0.00% 75.6

整形外科では脊椎、手、肩、肘、股、膝、足関節の変性疾患や外傷性疾患などを診療しており、症例数では股関節、膝関節の人工骨頭置換術が上位を占めます。

眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020180XX97X0X0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2 なし 31 5.9 8.3 0.00% 59.2
020160XX97XXX0 網膜剥離 手術あり 25 7.9 10.5 0.00% 53.6
020200XX9710XX 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 18 6.3 7.7 0.00% 69.3
020200XX9700XX 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 13 6.3 7.7 0.00% 60.0
020240XX97XXX0 硝子体疾患 手術あり 11 7.2 7.0 0.00% 59.5

眼科では白内障・緑内障・網膜疾患・眼形成・神経疾患・角膜疾患など幅広く診療しており、症例数ではDPC対象外の白内障が最も多く、DPC対象では硝子体疾患や網膜剥離が上位となります。

産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
120010XX99X50X 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 40 10.6 4.9 0.00% 59.2
120180XX01XXXX 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 33 9.7 9.9 0.00% 34.5
120260XX01XXXX 分娩の異常 子宮破裂手術等 31 10.1 9.8 0.00% 32.1
12002XXX99X40X 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 21 10.8 5.1 0.00% 58.4
120140XXXXXXXX 流産 21 2.7 2.4 0.00% 32.8

産婦人科では産科ならびに婦人科疾患(良性・悪性)を診療しており、症例数では卵巣・子宮付属器の悪性腫瘍に対する化学療法が上位で、周産期関連の疾患(帝王切開術)などが続きます。

小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
140010X199X00X 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 100 6.2 6.2 0.00% 0.0
040070XXXXX0XX インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 54 5.7 6.1 0.01% 1.9
0400801199X00X 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 46 5.8 5.8 0.00% 5.1
040090XXXXXX0X 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし 45 5.4 6.0 0.01% 1.3
040100XXXXX00X 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 33 7.2 6.4 0.00% 2.6

小児科では小児領域の様々な疾患を診察しています。子育てをしながら働くお母さんのために、付き添いなしでも入院していただけるような体制をとっています。入院症例では、バックグラウンドが多い低出生体重児が、症例数としては上位になっており、肺炎、喘息が続きます。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030230XXXXXXXX 扁桃、アデノイドの慢性疾患 61 9.6 8.1 0.00% 27.5
030428XXXXXXXX 突発性難聴 61 6.7 9.4 0.00% 54.9
030350XXXXXXXX 慢性副鼻腔炎 52 7.3 7.5 0.00% 50.8
030390XX99XXXX 顔面神経障害 手術なし 48 6.7 9.6 0.00% 54.0
030240XX99XXXX 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 40 5.3 5.5 0.00% 38.0

耳鼻咽喉科・頭頚部外科では小児から成人までの疾患を診療しており、症例数では扁桃領域の炎症性疾患、突発性難聴や顔面神経麻痺などの急性神経障害を多く受け入れています。

皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし 13 8.1 12.0 0.00% 60.6
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 13 7.8 9.0 0.00% 72.8
080190XXXXXXXX 脱毛症 12 3.0 3.7 0.00% 41.5
080011XX970XXX 急性膿皮症 手術あり 手術・処置等1 なし 18.2
080100XXXX0XXX 薬疹、中毒疹 手術・処置等1 なし 11.3

皮膚科では皮膚疾患全般を診療していますが、入院対象疾患は少なく、昨年は膿皮症、帯状疱疹、脱毛症、が上位となります。

泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110070XX0200XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 74 6.5 7.4 0.00% 72.2
11012XXX020X0X 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 24 5.5 5.8 0.00% 68.2
11001XXX01X0XX 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 21 11.1 12.5 0.00% 68.9
110080XX99030X 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 11 22.9 15.1 0.00% 68.7
110200XX02XXXX 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 11 6.5 10.0 0.00% 74.6

泌尿器科では後腹膜臓器(腎臓・尿管・膀胱・副腎)、男性生殖器(前立腺・陰茎・精巣)の良性・悪性疾患を診療しており、症例数では膀胱悪性腫瘍の経尿道的切除、尿管結石の治療が上位となります。

腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 125 11.4 12.8 0.03% 65.8
110280XX991X0X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 あり 定義副傷病 なし 43 5.4 7.6 0.00% 47.5
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 29 18.2 18.0 0.02% 81.8
110280XX02X00X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 11.6 8.9 0.00% 66.7
110280XX99010X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 28 10.6 14.8 0.01% 67.2

腎臓内科では軽微尿異常から末期腎不全まで、原発性糸球体腎炎から、糖尿病、膠原病などによる二次性の腎障害までの全ての腎疾患を扱い、高血圧、浮腫、水電解質代謝異常などあらゆる病態に対応できます。症例数においては、主に尿検査にて蛋白尿や血尿を指摘されたり、血液検査にて腎臓の働きが低下した状態と考えられ、それに対する診断や治療(手術を除く)を受けられた患者さんが上位となります。

形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080007XX010XXX 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 127 4.0 4.3 0.00% 51.5
160200XX0200XX 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 49 8.6 5.8 0.00% 37.8
080006XX01X0XX 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 34 6.9 8.8 0.01% 75.3
070010XX010X0X 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 33 7.5 5.9 0.00% 55.0
020230XX97X0XX 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 32 5.9 3.4 0.00% 70.4

形成外科では顔面・四肢の先天異常、体表面の良性腫瘍・悪性腫瘍ならびにその再建、外傷・熱傷、その他(腋臭症・レーザー治療など)を診察しており、症例数では皮膚良性腫瘍、眼瞼下垂、顔面骨折の手術症例が上位となります。

心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050080XX01010X 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 17 36.1 24.7 0.00% 72.6
050163XX03X0XX 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし 11 11.7 12.7 0.00% 79.7
050163XX01X10X 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 29.7
050050XX0101XX 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 23.4
050080XX0111XX 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 1あり 38.9

心臓血管外科では成人の心臓、大血管、末梢血管の外科的疾患を診療しており、症例数では弁膜症や虚血性心疾患に対する開心手術治療が上位で、ステントグラフトを使用した血管内治療が続きます。

脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160100XX97X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 29.0 9.9 0.01% 75.1
160100XX99X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 15 15.9 7.5 0.01% 58.6
010040X099X00X 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 57.4 19.4 0.01% 69.9
010070XX02X0XX 脳血管障害 経皮的頸動脈ステント留置術 手術・処置等2 なし 9.9
010040X199X00X 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 22.1

脳神経外科では脳血管障害や頭部外傷などの救急疾患、脳腫瘍、脊椎脊髄・末梢神経疾患、三叉神経痛や顔面痙攣等の機能的疾患など多岐にわたる疾患を診察しています。手術だけでなく、コイルやステントなどの血管内治療や保存加療も幅広く行っています。

免疫・アレルギーセンター
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080270XXXX0XXX 食物アレルギー 手術・処置等1 なし 87 1.1 2.6 0.0% 8.0
080050XXXXXXXX 湿疹、皮膚炎群 26 6.2 10.7 0.0% 3.2
040100XXXXX00X 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 6.4
060130XX99000X 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 7.4
080080XXXXXXXX 痒疹、蕁麻疹 6.6

免疫・アレルギーセンターは小児のアレルギー疾患全般を診察しています。
喘息教室、アトピー教室、食物アレルギー教室、エピペン講習会、食物アレルギー負荷試験、夏休みアレルギー教室ではそれらの目的を達成すべく、小児アレルギーエデュケーター、看護師、栄養士、保育士、理学療法士、臨床心理士らの協力を得て頑張っています。
入院症例では、食物アレルギーの検査入院が症例数の上位を占め、湿疹、喘息が続きます。

脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010160XX99X10X パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし 21 18.4 21.1 0.00% 75.9
010060X2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 15 44.3 16.5 0.01% 71.7
010160XX99X00X パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 22.7 18.7 0.01% 75.2
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 28.2 18.7 0.01% 80.6
010060X2990200 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 11 45.5 20.2 0.02% 70.9

脳神経内科では脳、脊髄、末梢神経などの障害による神経疾患を診療しています。症例数では、急性期の脳梗塞が多く、変性疾患のパーキンソン病も多く診療しています。

膠原病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070560XX99X0XX 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 66 15.7 17.8 0.00% 63.4
070470XX99X2XX 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 2あり 18 17.7 25.2 0.00% 69.8
070470XX99X4XX 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 4あり 12 7.7 13.3 0.00% 57.3
070560XX97X0XX 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術あり 手術・処置等2 なし 11 30.8 30.3 0.00% 64.1
070470XX99X3XX 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 3あり 17.1

膠原病内科では全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患やリウマチ性疾患などの診療しており、症例数では自己免疫性疾患、関節リウマチの診断治療入院が上位を占めます。

糖尿病内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
100070XX99X110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 あり 78 18.2 16.3 0.00% 69.5
100070XX99X100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし 61 17.5 14.6 0.01% 62.5
100070XX99X000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 53 17.4 11.5 0.00% 64.5
100071XX99X110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 あり 38 18.3 16.4 0.00% 68.1
100040XXXXX00X 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 33 15.3 13.8 0.01% 54.3

糖尿病内分泌内科では、糖尿病専門外来をおくとともに、甲状腺、下垂体、副甲状腺、副腎等の内分泌疾患、およびメタボリックシンドローム、脂質異常症、骨粗鬆症、高尿酸血症(痛風)、動脈硬化性疾患等の代謝疾患の専門的な精査治療を行っています。症例数では糖尿病(2型、1型)の血糖コントロールおよび教育目的の入院及び、その合併症治療が上位を占めます。

呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040XX99040X 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 228 15.2 12.4 0.03% 70.5
040040XX9910XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 154 4.0 3.7 0.00% 71.3
040040XX99000X 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 59 21.4 14.8 0.12% 74.1
040110XXXXX0XX 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 50 24.0 19.9 0.03% 74.7
040040XX9905XX 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり 39 21.2 19.2 0.00% 66.8

呼吸器内科では、排菌結核を除く呼吸器領域の悪性疾患から炎症性疾患まで幅広く診療を行っています。入院患者さんは肺がんが中心で症例数においても肺がんに対する化学療法が最も多く、次いで肺炎の治療、肺がんに対する気管支鏡検査入院が上位を占めます。

消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 153 8.3 11.1 0.00% 73.7
060020XX04X0XX 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2 なし 127 10.5 9.0 0.00% 73.9
060280XXXXXXXX アルコール性肝障害 72 10.0 16.2 0.01% 55.4
060050XX97X0XX 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 70 13.3 11.7 0.01% 74.7
060102XX99XXXX 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 65 5.5 7.9 0.00% 67.2

消化器内科では消化器癌やその他の良悪性疾患を広く診断・治療の対象としています。特に、上部消化管悪性腫瘍に対する内視鏡治療数や胆道疾患に対する内視鏡治療数は、全体の上位を占めています。消化管出血や肝胆膵領域の感染症に代表される救急疾患も数多く受け入れており、緊急対応も行っております。慢性膵炎の診療については早期診断から膵石治療、膵管ステント留置なども行なっております。

循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050050XX02000X 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 395 4.5 4.7 0.02% 69.3
050050XX99200X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 317 3.3 3.2 0.01% 70.6
050070XX01X0XX 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 194 6.3 5.5 0.01% 66.6
050050XX99100X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 182 4.0 3.1 0.01% 69.2
050170XX03000X 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 150 5.8 5.9 0.00% 73.3

循環器内科では最新の画像診断法である光干渉断層映像装置(OCT)を常設しており従来の血管内超音波法(IVUS)に比べてはるかに緻密な画像を提供し、精細な経皮的冠動脈形成術(PCI)をおこない、ステント挿入、ロータブレーター等を駆使し良好な成績を収めております。症例数においては循環器疾患、末梢動脈疾患の診療を中心に、狭心症、陳旧性心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術等の治療症例、ついで頻脈性不整脈に対して経皮的カテーテル心筋焼灼術の実施症例が上位を占めます。

血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
130030XX99X40X 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 96 20.3 16.8 0.00% 76.0
130040XX99X5XX 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 28 24.8 25.1 0.00% 67.2
130020XX99X3XX ホジキン病 手術なし 手術・処置等2 3あり 27 18.4 17.0 0.00% 73.3
130030XX97X40X 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 26 26.2 34.9 0.00% 74.5
130030XX99X30X 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 26 18.8 17.6 0.00% 67.9

血液内科では白血病や悪性リンパ腫などの造血器悪性疾患や再生不良性貧血など造血器良性疾患を診療しています。悪性リンパ腫はさらに「ホジキンリンパ腫」と「非ホジキンリンパ腫」に分けられます。腫れている組織(リンパ節など)を採り、顕微鏡で観察し、そこに非常に大きな「ホジキン細胞」や「リードステルンベルグ細胞」と呼ばれる特殊な腫瘍細胞が見つかった場合は「ホジキンリンパ腫」、一方それらの大型腫瘍細胞が見つからない場合は「非ホジキンリンパ腫」という診断名をつけます。症例数では造血器悪性疾患が上位を占めます。

救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080011XX99XXXX 急性膿皮症 手術なし 12.0
110310XX01XX0X 腎臓または尿路の感染症 経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 定義副傷病 なし 14.7
161060XX99X0XX 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2 なし 4.2
161070XXXXX00X 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 3.6
010250XXXXXXXX アルコール依存症候群 9.7

救急科は初療が中心であるため、入院症例は原則として当科以外の診療科が行います。

呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040XX97X0XX 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 96 11.8 12.7 0.00% 70.2
040040XX99040X 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 19 9.9 12.4 0.00% 62.4
040200XX99X00X 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 6.2 9.1 0.00% 43.9
040200XX01X01X 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり 11 12.2 19.7 0.00% 55.5
040200XX01X00X 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 10.1

呼吸器外科では成人の呼吸器領域を中心としや胸部外科疾患を診察しており、症例数では肺がんに関する手術治療が上位で、気胸に対する治療が続きます。

老年内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 25.0 21.3 0.04% 88.2
040080X099X0XX 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 13 15.6 12.4 0.01% 86.4
110310XX99XX1X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 あり 23.0
040070XXXXX0XX インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2 なし 6.1
0400801499X003 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17.4

老年内科では主に75歳以上の方の高齢者の診療を行っており、認知症に対する包括的な診療を中心に行っています。入院患者は高齢者特有の呼吸器感染症が多くを占めます。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage Ⅰ Stage Ⅱ Stage Ⅲ Stage Ⅳ 不明
胃癌 165 38 31 107 38 1 7
大腸癌 77 78 107 106 56 1 7
乳癌 40 18 1 7
肺癌 119 40 138 346 28 87 1 7
肝癌 13 16 16 10 86 1 7

1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院は大阪府が指定する大阪府がん診療拠点病院として病院全体がひとつのチームとなり、幅広い総合的ながん診療体制に取り組んでいます。5大がんとは、日本で最も多い5つのがん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)を指しており、進行状況(Stage:がんの進行状態を示すものであり、0期からIV期の5つに分類されます。0期に近いほどがんが小さくとどまっている状態であり、IV期に近いほどがんが広がっている 状態となります。)ごとの症例数を集計したものです。 期間内に複数回の入退院があった場合は、一人の患者さんに入退院の回数をかけた延べ患者数となっています。胃がん、大腸がんは、いずれも早期の治療としてはESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)により内視鏡的に切除を行います。外科的手術が必要な胃がん、大腸がん,は腹腔鏡下手術を積極的に適応しています。進行がんに関しては消化器内科、放射線治療科と連携し病状、病期、基礎疾患から患者さんに最善な治療を提供しています。 乳がん治療は、手術ともに、適応のある患者さんには遺伝子検査でがんの性質を判断し治療に役立てています。 肺がんは、ステージⅠ、Ⅱ、一部のステージⅢの患者さんを手術で治療しています。標準的治療は胸腔鏡下による肺葉切除術と系統的リンパ節郭清で、低侵襲で患者さんのお体に負担の少ない手術を心がけています。進行期や術後再発の肺がん患者さんには化学療法を行うとともに、早期から痛みの症状を和らげる緩和ケアを行っています。肝がん治療は、消化器内科、消化器外科と連携し、患者さんの肝臓の機能や大きさ・部位などで肝切除、肝動脈血管塞栓術(TAE(TACE))、ラジオ波焼灼療法(RFA)などから適切な治療法を選択します。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 69 10.3 46.6
中等症 178 17.7 76.9
重症 33 16.1 82.6
超重症 39 20.4 83.3
不明

成人市中肺炎の重症度と平均在院日数、平均年齢を示しています。重症度が上がるほど在院日数が伸びる傾向かがあります。また、高齢者ほど重症度が高くなる傾向があります。成人市中肺炎の治療は、軽症の場合は外来治療が基本となりますが、患者さんの状態によっては入院しての加療となる場合があります。当院にて軽症でも入院患者さんを認める原因としては、当院の診療科が多岐にわたり、重症の基礎疾患を背景としている患者さんが多いことが考えられます。

※市中肺炎
通常の社会生活を送っている中で発症した肺炎です。

※重症度
A-DROP(市中肺炎の重症度分類です)を用いて最大5点で分類しています。
点数が高くなると重症度があがります。
尚、重症度分類の各因子が一つでも不明な場合は「不明」となります。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内
その他
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内
その他
I63$ 脳梗塞 3日以内 100 43.7 73.3 0.0%
その他 19 28.4 72.1 0.0%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I675 もやもや病(ウイリス動脈輪閉塞症) 3日以内
その他
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内
その他

脳梗塞の病型別の患者さんについて、ICD-10別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。脳血管疾患も死亡原因の上位に位置する疾患であり、脳梗塞の場合、早期に治療を行うことが効果的とされ、患者さんの多くは救急搬送されます。当院においては、I63$脳梗塞の割合が最も多く、そのほとんどが発症後3日以内に入院して治療を受けています。

※ICD-10
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類:International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems(以下「ICD」と略)」とは、異なる国や地域から、異なる時点で集計された死亡や疾病のデータの体系的な記録、分析、解釈及び比較を行うため、世界保健機関憲章に基づき、世界保健機関(WHO)が作成した分類です。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別症例数上位5位まで)ファイルをダウンロード

診療科別腫瘍手術トップ3とその術前、術後日数を示しています。
手術術式の点数コード(Kコード)による集計していますが、輸血関連(K920$)は除外しています。
術前日数は入院日から手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は手術日(手術日当日は含まない)から退院日までとしています。
それぞれ診療科の患者さんが実施された術式が掲載されていますが、診療科が主体的に行う術式が存在する診療科は消化器内科、循環器内科、腎臓内科、血液内科、外科、整形外科、産婦人科、耳鼻咽喉科・頭頚部外科、心臓血管外科、呼吸器外科、形成外科、泌尿器科、眼科です。

※Kコード
医科点数表で定められた手術のコードで、このコードに基づいて保険請求が行われます。

外科・消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 152 1.6 4.8 0.01% 65.7
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 81 1.5 3.5 0.00% 72.3
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 75 2.6 14.0 0.02% 72.0
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 57 1.0 4.0 0.00% 67.3
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 39 1.5 16.4 0.01% 68.2

症例数の上位は消化器疾患の胆嚢炎や胆石症などの胆嚢疾患に対して行う腹腔鏡下胆嚢摘出術です。悪性疾患に対は腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、乳腺悪性腫瘍手術が続きます。乳腺悪性腫瘍手術では可能な限り、乳房を残す温存手術(センチネルリンパ節生検付加)を目指しています。(温存率は90%を目指していますが、過去3年間は85%くらいとなっています。)DPC外の鼠径ヘルニア根治術は81例行っています。

整形外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 272 3.1 29.0 0.01% 71.5
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 78 3.6 23.7 0.23% 75.7
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) 73 4.7 24.3 0.03% 70.2
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 59 2.9 12.9 0.02% 54.4
K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) 39 3.5 12.3 0.00% 55.1

変性疾患、外傷に対する人工関節置換術が上位で、骨折に対する観血的手術、脊椎手術が続きます。

眼科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 463 0.6 2.0 0.00% 75.1
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 90 0.1 5.5 0.00% 61.9
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) 12 0.3 5.6 0.00% 55.3
K281 増殖性硝子体網膜症手術
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの)

診療科としては指標に表記されていない(DPC外)症例を含め、白内障に対する水晶体再建術が463例と大多数を占めています。DPC内症例では網膜剥離などに対する硝子体茎顕微鏡下離断術が上位となっています。

産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 45 1.0 2.1 0.00% 37.2
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 40 0.9 8.1 0.00% 32.1
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 33 5.2 7.8 0.00% 34.6
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 24 1.6 5.8 0.00% 45.8
K861 子宮内膜掻爬術 19 1.1 0.5 0.00% 47.7

子宮頚部異形成等に対する子宮頸部(腟部)切除術、帝王切開術(緊急・選択)、卵巣のう腫等に対する子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの)が続きます。

小児科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K013-21 全層植皮術(25c㎡未満)
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの)

入院患者さんが実施された術式です。

耳鼻咽喉科・ 頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 66 1.4 7.3 0.00% 27.9
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 44 1.6 4.6 0.00% 51.9
K3892 喉頭・声帯ポリープ切除術(直達喉頭鏡又はファイバースコープによるもの) 33 1.0 3.7 0.00% 46.7
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡によるもの) 22 1.2 2.0 0.00% 66.9
K319 鼓室形成手術 16 1.2 9.5 0.00% 42.5

喉頭・声帯疾患に対する手術を多く扱っているのが特徴で、そのほか頭頸部の腫瘍に対しては悪性・良性を問わずひろく扱っています。

皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0911 陥入爪手術(簡単なもの)

入院患者さんが実施された術式です。陥入爪・巻爪に対する手術ですが、良好な成果を得ています。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 55 1.4 4.3 0.00% 72.7
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 30 1.7 9.7 0.00% 68.1
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 23 1.2 3.3 0.00% 67.6
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 20 1.1 4.2 0.00% 71.5
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 11 0.7 7.1 0.01% 71.0

膀胱癌に対する肪胱の温存を目指す経尿道的な膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、次いで当院が積極的に行っている副腎および腎癌、腎盂尿管癌に対する腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術が続きます。

腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 63 5.2 18.4 0.03% 69.1
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 32 3.9 4.2 0.00% 70.3
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 18 3.1 4.4 0.01% 71.8
K654 内視鏡的消化管止血術 12 2.8 9.0 0.01% 62.1
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 11 6.2 7.9 0.01% 65.4

腎不全に対する内シャント設置術が最も多く、続いて内シャント部分の狭窄や閉塞に対して行う経皮的シャント拡張術・血栓除去術です。胸水・腹水濾過濃縮再静注法は当科で難治性腹水に対して積極的に実施されている治療です。

形成外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) 45 1.0 6.4 0.00% 56.8
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満) 32 0.3 1.8 0.00% 48.0
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 31 0.4 5.8 0.01% 76.0
K013-21 全層植皮術(25未満) 31 3.9 18.1 0.00% 70.4
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) 29 0.3 2.3 0.00% 51.6

皮膚皮下の腫瘍摘出術が上位を占めています。

心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5551 弁置換術(1弁のもの) 10 6.5 41.5 0.01% 77.2
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上のもの) 9 5.7 25.7 0.00% 70.2
K5602 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(弓部大動脈) 8 2.3 49.4 0.00% 73.3
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 8 1.6 9.5 0.00% 79.9
K5601ロ 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(上行大動脈)(人工弁置換術を伴う大動脈基部置換術)

僧帽弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症等に行う弁置換術(1弁のもの)が上位で、狭心症、心筋梗塞に行う冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上のもの)、胸部大動脈瘤等に行う大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(弓部大動脈)が続きます。

脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 22 5.0 34.8 0.01% 77.7
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 12 11.5 74.7 0.02% 71.1
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 11 6.6 14.7 0.00% 74.6
K1742 水頭症手術(シャント手術)
K1781 脳血管内手術(1箇所)

件数としては穿頭術が最も多いですが、多岐にわたる脳神経外科疾患に対して様々な開頭法や血管内治療などで治療を行っています。

神経内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術
K654 内視鏡的消化管止血術
K0151 皮弁作成術・移動術・切断術・遷延皮弁術(25未満)
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)
K2762 網膜光凝固術(その他特殊なもの(一連につき))

入院患者さんが実施された術式です。

膠原病内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満)
K0032 皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部)(長径3cm以上6cm未満)
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満)
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満)
K0042 皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満)

入院患者さんが実施された術式です。

糖尿病内分泌内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 18 10.4 13.1 0.00% 67.2
K654 内視鏡的消化管止血術
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの)
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上)
K282-2 後発白内障手術

入院患者さんが実施された術式です。

呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。)
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股)
K386 気管切開術
K488-4 胸腔鏡下試験切除術
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他のもの)

入院患者さんが実施された術式です。

消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 267 2.1 2.4 0.01% 70.1
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) 128 1.4 8.1 0.00% 74.1
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 107 3.4 8.8 0.01% 71.7
K654 内視鏡的消化管止血術 82 1.7 8.8 0.09% 68.5
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 67 1.6 7.0 0.01% 71.9

消化器内視鏡治療においては、大腸腺腫や早期大腸癌を対象とした内視鏡的粘膜切除術が最も多く、以下、早期胃癌に対する粘膜下層剥離術、急性閉塞性化膿性胆管炎や悪性胆道疾患に伴う閉塞性黄疸などに対する内視鏡的胆道ステント留置術が続いています。

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 309 1.6 2.9 0.02% 68.9
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 208 1.9 5.2 0.03% 73.9
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) 159 2.1 4.2 0.01% 68.4
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) 65 0.0 14.1 0.03% 68.9
K5481 経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの)(高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるもの) 57 2.6 7.7 0.02% 75.6

バルーンおよびステントにて、冠動脈を拡張する心臓カテーテル治療(PCI)を積極的に実施しています。症例数は虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)に対する冠動脈ステント留置術が最も多く、末梢血管疾患に対する四肢の血管拡張術、血栓除去術、不整脈に対するカテーテル心筋焼灼術が続いています。

血液内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K9212ロ 造血幹細胞採取(一連につき)(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合) 11 9.9 6.6 0.00% 63.0
K9222ロ 造血幹細胞移植(末梢血幹細胞移植)(自家移植の場合)
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。)
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)
K6262 リンパ節摘出術(長径3センチメートル以上)

血液中には赤血球、白血球、血小板という3種類の細胞があり、それぞれ酸素の運搬、感染防御、止血という生命維持には欠くことのできないはたらきを担っています。そしてこれらの細胞はすべて造血幹細胞と呼ばれる細胞からつくられています。この造血幹細胞を採取して移植する治療が造血幹細胞移植です。造血幹細胞移植を実施する場合、化学療法あるいは放射線療法に対して感受性がある(効きやすい)がんが対象となります。
当院では白血病や多発性骨髄腫などに末梢血幹細胞移植に伴う造血幹細胞採取を行っています。

救急科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
K654 内視鏡的消化管止血術

入院患者さんが実施された術式です。

呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 54 1.6 11.4 0.00% 67.8
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 24 3.1 7.0 0.00% 50.7
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 19 1.5 8.7 0.00% 72.9
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 11 2.5 7.1 0.00% 64.5
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 11 1.4 12.3 0.00% 69.9

肺がんに対する胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術と気胸に対する胸腔鏡下肺部分切除が上位を占めています。

老年内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術

入院患者さんが実施された術式です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 3 0.0%
異なる 13 0.1%
180010 敗血症 同一 31 0.2%
異なる 40 0.3%
180035 その他の真菌感染症 同一 2 0.0%
異なる 1 0.0%
180040 手術・処置等の合併症 同一 108 0.7%
異なる 14 0.1%

重症患者が入院する急性期医療機関においては播種性血管内凝固症候群や敗血症という重篤な病態を呈する患者が存在することに問題はありませんが、DPCにおいて高額な点数が設定されているため、十分な診断的根拠が必要となります。厚生労働省による平成27年度の全国のDPC対象病院データ集計では、全症例に対する割合は播種性血管内凝固症候群が0.17%、敗血症は0.58%でした。全国値と当院の数値を比べると、播種性血管内凝固症候群は0.10%、敗血症は 0.50%とと良好な結果でした。DPC病名が播種性血管内凝固症候群や敗血症となった場合の主な入院契機病名は、呼吸器疾患、消化器系疾患、腎・尿路系疾患でした。
手術・処置などの合併症については、ほとんどがDPC 病名と入院契機病名が同一である症例でしたが、14例で不一致症例を認めました。

更新履歴

2016/09/29
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2017/09/29
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2018/01/13
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数の数値を修正しました。
2018/09/29
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2019/09/30
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2020/09/29
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2021/09/30
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2022/09/20
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
2023/09/28
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。

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