よくあるご質問

QPET/CT検査では何が分かるのですか?

がん細胞は正常の細胞よりも分裂が盛んに行われるため、ブドウ糖をたくさん必要とします。そのため「18F」FDGを静脈から注射すると、がん細胞にたくさん集まります。その様子をPET/CT装置で撮像すると、がんがどこにあるのか(存在の有無)その広がりがどのくらいか(病巣の範囲)がわかります。

PET/CT検査で正確な診断ができると治療法や治療範囲を決めるのに大変役立ちます。とくに予想外の病巣を見つけることで、治療範囲を正しく決めることができます。

Q被ばく量が気になるのですが、、、、、

胃のバリウム検査での被ばく量が約4.0ミリシーベルトであるのに対して、PET検査の被ばく量は約2.5ミリシーベルトと約半分です。また、PET/CTではCTを同時に撮像します。被ばく量は約数ミリシーベルト加わりますが、これによる副作用、今後のお体への影響はありません。安心して検査を受けていただけます。

Q検査には痛みが伴いますか?

検査薬を静脈注射する際の痛みはありますが、その他検査中に痛みを伴うことはありません。

Q狭いところが苦手です

PET/CT機器のトンネルは直径70㎝程度です。一回につき約15〜20分かけてゆっくりと撮像します。閉所恐怖症の方で、ご希望の方には検査中アイマスクを着用することができますので、事前にお申し出ください。なお、20分間の撮像が困難と判断された場合、やむなく検査を中止することがあります。機器は騒音が発生しますがMRIほど大きくはありません。

Q糖尿病を患っているのですが、、、、、

血糖値が150mg/dlを超えると腫瘍への「18F」FDG集積は低下し、検出しにくくなります。また、血糖値が200mg/dl以上の場合は診断能力が低下するため検出が困難なことが多くなります。このような場合、検査日までにコントロールしていただく必要があります。

Q検査にかかる時間はどれくらいですか?

撮像自体は1回15〜20分程度ですが、安静待機時間を含め、検査終了までに2時間45分程度です。

Q授乳中の場合、注意事項はありますか?

授乳中の方は、検査前の授乳制限が乳腺被ばくの低減につながる可能性があるため、授乳制限をお願いしております。検査後の授乳開始も一定の時間制限があります。詳細は事前にPETセンターへお問い合わせください。

Q健康保険の対象になりますか?

がん(早期胃がんを除く)と診断された方のうち、他の検査、画像診断により病期診断、転移、再発の診断が確定できない方。心サルコイドーシスと診断され炎症部位の診断が必要とされる方。高安動脈炎等の大型血管炎において、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない方のうち、厚生労働省が定める基準にあてはまる方が保険適用の対象となります。ただし、健康診断が目的の検査は保険適用外となります。

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