理念 / 中・長期計画
運営理念
(1)子どもの最善の利益を守ります。
(2)社会的養護の立場から、地域社会と協力して、子どもとご家族を支援します。
(3)子どもを一人の人格として尊重し、その権利を守ります。
基本方針
(1)病院併設型の特徴を生かして、小児科やリハビリテーション科など中津病院各科斗の連携をはかりながら、
医療的ケアを必要とする子どもの保育看護に努めます。
(2)施設養護から、家庭的養護、個別化への移行を更に進めます。
(3)子どもたちにできる限りの愛情を注ぎ、愛着形成に努めます。情緒や行動、自己認知、対人認知などに
難しさがあっても、愛着関係や信頼関係を基本にして、生きる力や自己肯定感を獲得し、健やかな
身体的、精神的、社会的発達遂げられるような養育を目指します。
(4)子どもの発育・発達を促す保育をいたします。身体的にハンディキャップを持つ子どもたちも、
その能力を最大限伸ばせるような養育を目指します。
(5)地域社会との関わりを大切にする施設運営をはかり、社会に貢献いたします。
(6)事故防止・安全対策に努めます。
(7)個人情報の保護に努めます。
中・長期計画
(1)大淀地区への移転、新乳児院建築にむけて、小規模グループケアを実現します。
(2)里親支援機能を充実させます。
(3)産前産後母子支援機能を充実させます。
(4)職員の研修をより充実させます。
(5)見学、実習を積極定期に受けいれ、人材確保に努めます。
(6)新たな地域貢献事業の展開を目指します。
2023年度 事業計画
事業目標
1.小規模化移行後の業務を構築する(人員配置を含めて)
2.保育と看護の質向上と人材育成
3.COVID-19および感染症対策の強化(クラスター防止)
4.健康的な職場の風土醸成
5.安全で安心な保育環境構築
6.地域貢献を視野に入れた育児支援の展開
1.小規模化移行後の業務を構築する(人事配置を含めて)
子ども目線の縦割りメリット(子どもひとり一人の個別性ある保育計画を尊重しながらグループで過ごす集団相互の良い影響を大切にする)
また、経験者である部屋室長が2部屋を担当することで、保育士同士の横連携を強化し補完できるようにする。業務体制と人員配置の効率化による保育の充実を図る。
2.保育と看護の質向上と人材育成
施設の発展と成長には人材育成が重要である。計画的かつ工夫された内容、そしてやる気になる方法を取り入れて適切な時期に実施する。担当者による評価とフィードバックによってPDCAを使ってより良いものにブラッシュアップする。短期(1年から2年)中期(3年から5年)計画を本年9月までに計画する。
効果的に学生の実習を受け入れ、職員の学びの機会とする。保育、看護の人材育成の充実によって質を向上させるように努める。
達成目標:研修計画作成(8月末までに)
3.COVID-19および感染症対策の強化(クラスター防止
4年目になるCOVID-19の株変遷による特徴を捉えながら、中津病院ICTとの連携、院内感染リンクナースとの協議を踏まえて感染対策を講じる。さらに昨年から流行の兆しを見せる小児感染症拡大を極力防ぎながらも、子どもの健全な成長、家族や関係機関とのつながりを大切にして職員が一丸となって、知恵を絞って明るさと楽しさを提供できるように努める。
達成目標:院内持ち込みクラスター0を目指すと共に、小児感染症対策を講じる
4.健康的な職場の風土醸成
職場への課題発見は重要なことである。必ず解決方法や提案を添えてお互いに発言できる風土を目指す。心身ともに生き生きと働ける職場は必ず子どもの成長発達に良い影響を醸し出す。
誰かが作るものではなく、職員一人一人がヘルシー-ワークプレイスに関わる当人である意識を持つようにする。
達成目標:今年度より離職率を低下させる
5.安全で安心な保育環境構築
新施設による新しい施設構造や配置、物品の中で危険な箇所を点検すると共に、日常に潜む危険性や事故への予見に務める。事故防止委員会を中心に対策と環境維持に努め、職員全員で安全な保育環境の担保に努める。/p>
達成目標:乳児院発の事故対策テキストの作成と活用に努める
6.地域貢献を視野に入れた育児支援の展開
近隣地域との交流に努めると共に、保護者に必要な保育や看護の視点を持った関わりができるようにする。定期不定期に交流が出来る場作りに努める。
さらに乳児院のその他事業である里親支援、産前産後母子支援事業にも長中期的な視点を持って事業計画を継続して地域との連携を強化する
達成目標:まちの育児支援サークル大淀の運営
里親支援事業A型から里親支援センターへの移行を目指す
産前産後母子支援事業のディケア運営