
黄疸ってなあに? | 産科ブログ
2016.02.13
黄疸ってなあに?
こんにちは。お久しぶりになってしまいました。
宇賀ちゃんからの更新になります。
今日は、新生児黄疸・光線療法について
お話したいと思います。
みなさんは新生児黄疸というものを
きいたことがありますか?
赤ちゃんは生まれてから3~4日たつとだんだん
皮膚が黄色くなってきます。
これを新生児黄疸といいます。
何故黄色くなるかと言うと、
赤ちゃんはお腹の中で胎盤・へその緒を通じて
たくさんの血液(栄養)をもらっています。
生まれてくると赤ちゃんは
栄養をおっぱいやミルクから摂るので、体の中にある
たくさんの血液はいらなくなってしまいます。
いらなくなったときに血球(血液の成分)を壊すのですが、
それが、黄色い物質となってうんちやおしっこで
出されていきます。
なので、赤ちゃんはみんなある程度黄色くなります。
これを新生児黄疸といいます。
ある程度は黄色くなるのですが、基準を超えて黄色くなると
このように
光線療法という治療を開始します。
日焼けマシーンのような青い光を当て、
うんちやおしっことして黄疸を体外へ出していきます。
目と性器は光から守るため、アイマスクとオムツをしています。
こんな感じ
すっかり黄疸がなくなりました。
ママといっしょに帰れるよ~!アイマスクをしていたから
目の周りが少しだけ黄色いけど、すぐに引いていきます^^
退院後、黄疸が長引くこともあります。
これは母乳性黄疸といって、母乳をたくさん飲む子に
多くでます。
黄色さが増すことがなければ、様子を見るだけで
構いませんが、日に日に黄色くなっていく、飲む量が
少なくなる、真っ白いうんちが出る、元気が無いなどの
症状があれば、原因が別にあることも考えられるので、
小児科を受診しましょう。