HELLO BABYマザークラス③~入院編~ | 産科ブログ
2020.05.08
HELLO BABYマザークラス③~入院編~
こんにちは、うがちゃんです。
3回目です!(定着してきましたかね?)
今日は入院のタイミングについてです。
まずは陣痛についてです。
「お腹が張っています。これは陣痛ですか?いつ病院にいけばいいですか?」
という連絡をよくいただきます。
陣痛はずっと痛いわけではなく、痛い時間と休憩が交互にきます。
痛みも急に痛くなるわけではなく、徐々に痛くなります。
わたしたちは下の図のように波の形で表します。
①痛くなり始めた時間を確認します。
痛くなり始めたらお腹(子宮のあたり)を触ってください。
同時にお腹も張っているはずです!
②次に痛く張っている秒数を確認します。
③痛みが終われば次は休憩が来ます。
④次に痛みがきた時間を確認します。
①から④までの時間を陣痛間隔といいます。
電話では陣痛間隔と②の痛みの時間をお聞きします。
陣痛間隔が10分以内で定期的にくると陣痛といいます。
陣痛は必ず10分間隔で始まるものではなく、20分間隔から始まる人もいれば5分間隔で始まる方もいます。
時計とにらめっこしてきっちり測らなくてもいいので
「お?定期的にお腹の痛みがあるな~痛みも強くなってきたし、間隔も短くなってきたかも!」
というときに測ってみてください。
10分以内の陣痛間隔が続いたときに一度お電話をかけてください。
また、時間の長さではなく、痛みの強さにもよるので、お電話を頂いた時に、状態や声の感じを聞かせていただいて、来院していただくかどうかをこちらで判断します。
必ず、ご本人さんが電話をかけてきてくださいね!
次は破水についてです。
赤ちゃんは子宮の中で羊膜という膜に包まれています。
その中は無菌状態で、赤ちゃんは羊水のなかで浮いています。
破水はその膜が破れて、羊水が出てくることを言います。
破水が起こると無菌状態だった子宮の中に菌が入ることがあります。
感染を起こしていないかをみるために、入院となります。
子宮の入り口の近くが破れるとたくさん羊水が出ますが、子宮の入り口から離れたところが破れると羊水はちょろちょろとしか出ません。
出てくる羊水が少なくても破水で入院となります。
破水か尿もれかわからないとき一度お電話をお願いします。
「破水じゃなかったら恥ずかしいな~」
とおっしゃる方もいますが、恥ずかしがらずにどんどん電話をかけてきてくださいね!
他にHELLO BABYにもかいていますが、おしるしとは違うような多い出血がある、休憩の時間がなくお腹がずっと張って痛い、胎動がない場合は、陣痛・破水の有無に関わらず電話連絡をお願いします。
陣痛が始まったり、破水が起こると不安になると思いますが、一旦深呼吸して落ち着いてから電話をかけてきてくださいね。
いつでもお電話お待ちしています!