先輩ナースの声

VOICE

病 棟2016年入職

どんなときも患者さんに
寄り添う気持ちを大切に

VOICE 01
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ある1日のスケジュール

ONE DAY SCHEDULE

08:30

申し送り 環境整備

09:00

バイタルサイン測定 点滴投与

10:00

抗がん剤投与

看護師と医師とのカンファレンス

12:00

抗がん剤終了 昼食配膳 内服介助

14:00

保清 洗髪 入浴介助 点滴投与

15:00

カルテへ記録

16:30

夜勤へ申し送り

仕事の魅力ややりがい

現在所属している呼吸器内科病棟では、抗がん剤導入から終末期の患者さんをケアさせて頂くことが多く、繰り返し入退院される患者さんが多いため他の急性期病棟より患者さんとの関わりが強いのが魅力です。また患者さんが「ありがとう」と笑顔で退院されるのを見送るときや、ADLが低下し自宅退院困難な患者さんが、多職種と連携し社会資源などを利用することで自宅退院ができた時は看護師としてやりがいを感じます。

仕事の大変な部分

終末期の患者さんや家族の精神的ケアや意思決定支援について日々悩むことも多く、自分にできることは少ないと感じてしまうこともあります。私は2回ほど部署を異動していますが、各科の特殊性や必要な専門知識が異なり日々参考書や専門誌などで自己研鑽に努めています。

EPISODE

私が入職して間もない頃、夜間に何度もナースコールを押し足が痛いと訴える患者さんがいました。気休めになるようにと足を何回か屈曲伸展すると楽になったと言われ眠れるようになった様子でした。その後、何度か仕事の合間にその患者さんとゆっくり話す機会をもうけ長期間の入院に対する思いや不満、疾患により今まで出来ていたことが出来なくなっていることに対する悲しみや怒りなどを話して頂けるようになりました。

小さなことですが夜間の足の痛みに対しては、何度か他動的に動かすことで軽減していたため、看護師間が情報共有を行いいつでも対応できるようにしました。すると、最初は悲観的な発言が多くありましたが、リハビリにも意欲的になり寝たきりから車椅子に乗れるまでになり退院されました。退院の際に泣きながら「話を聞いてくれてありがとう。励みになった」と言って下さり、暫くして杖歩行までできるようになったと手紙を頂きました。このことがあってから私はどんなに忙しくても患者さんとの時間を持ち、寄り添う気持ちを忘れずにしてきました。初心を忘れずにこれからも頑張っていきたいです。

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