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地域の先生方へ

当科では、成人心臓血管外科手術全般に幅広く対応しております。患者さんの状態に応じて、最適な治療をご提案できるよう心がけております。
冠動脈疾患には、心拍動下での冠動脈バイパス術を含め、心筋梗塞に続発する左室瘤形成術、虚血性心筋症、心室性不整脈に対する外科的治療も行っています。
心臓弁膜症では、可能な限り自己弁を温存する弁形成術を積極的に行っております。人工弁置換術が必要な症例では、弁輪拡大術も併用し、適切なサイズの人工弁を使用するよう努めています。
大動脈弁狭窄症に対しては、2025年よりTAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)に対応可能となりました。患者さんの背景や全身状態に応じて、低侵襲な治療選択肢をご提案いたします。
心房細動を有する症例には、メイズ手術や左心耳切除術を施行し、脳塞栓症の予防に努めております。さらに、適応に応じて小切開による低侵襲手術(MICS)も行っております。
大動脈疾患(大動脈瘤・大動脈解離)には、大動脈基部から弓部、胸部・腹部に至る全領域の外科的治療が可能です。ステントグラフト治療による低侵襲アプローチも積極的に行っています。
末梢血管疾患に関しては、循環器内科と連携し、外科手術とカテーテル治療を組み合わせたハイブリッド治療も実施しています。下肢静脈瘤の手術治療にも対応しております。
また、積極的なリハビリテーションにより早期離床を促進し、患者さんが入院前より元気な状態で退院していただけることを目指しています。

地域の先生方との連携を大切にしながら、最善の医療を提供できるよう、スタッフ一同日々努力を重ねております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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