
地域の先生方へ
今年度から新しい診療体制に変更させていただきました、地域の先生方には御不便をおかけしますが、今後とも宜しくお願いいたします。
口腔がんの患者さんに対しても、外科的療法をはじめとして、化学療法や放射線治療、免疫化学療法などの治療も視野に入れて治療を積極的に取り組むようにしています。特に、選択的動注化学療法では、外科的切除では再建手術が必要な患者さんに対しても腫瘍を縮小することができ、術後機能障害を最小限にすることができています。
がんの治療は早期発見、早期治療が理想です。早期がんは手術療法を、進行がんでも動注化学療法、放射線治療などを組み合わせて満足の行く結果が得られています。
やはり小さい間に見つけ、摘み取ってしまうのが一番です。そのためには、地域の先生方の御協力が欠かせません。
口腔がんで一番多いのが舌がんですが、歯肉や頬粘膜、口唇にも発生します。びらん、潰瘍、硬結、白斑といった粘膜の異常でなにかおかしいと感じた所見があれば、迷わずご紹介ください。
当科で対応に苦慮するような症例は、大阪大学歯学部顎腫瘍外科学講座と連携を取り、対応させていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。