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地域の先生方へ

平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
2015年4月から赴任し、2016年4月から呼吸器外科部長に就任致しました。
当科の手術は、胸腔鏡を使用した低侵襲手術であり、区域切除や気管支形成術も胸腔鏡で行っています。病変を切除できても、手術によるQOL低下が生じれば、やはり手術を受けなければよかったと患者さんは思うはずです。
我々は、手術に伴うQOL低下を避けるため、患者さんに応じた術式を検討し、肺機能を温存するための術式(区域切除や気管支形成)を駆使すること、さらに胸腔鏡下手術で行えることを最大のメリットとして、患者さんに提供することを心掛けています。
地域の先生方のご協力・ご支援の元、手術症例数は年々増加していまして、2017年度からは年200例を超えるようになりました。肺癌・転移性肺腫瘍などの悪性疾患、気胸・膿胸などの良性・炎症性疾患や外傷に伴う血胸まで幅広い診療を行っています。
転院の依頼にも対応していますので、お気軽に地域連携室までご連絡頂ければ、迅速に対応致します。最適な治療・スムーズな治療を提供できるよう、呼吸器内科・放射線治療科と合同カンファレンスを週1回行っていまして、グループとして患者さんの治療に対応できる体制です。緩和医療室長を兼任していますので、緩和ケアを診療早期から導入し、少しでも患者さんの不安・心配・恐怖を取り除ける診療を心掛けています。今後も地域の先生方と協力して、よりよい医療を提供できるように努力し、患者さん・ご家族みんなが安心して診療を受ける事ができる体制を築き上げたいと考えています。
今後とも宜しくお願い致します。

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