
緩和医療室
緩和ケアとは、病気の診断時から治療と並行して患者さん、ご家族を支えていくケアです。
病気や治療に伴う痛みや不安、その他のお体の症状、こころのつらさ、療養上の様々な問題、患者さん・ご家族が抱えているつらさを和らげ、できる限り自分らしく生活を送ることができるように支えるケアです。
当院には緩和ケア病棟は有りませんが、多職種メンバー(医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリ・ソーシャルワーカー)で構成された緩和ケアチームがあります。
緩和ケアチームの取り組み
- 私たち緩和ケアチームは、主治医、担当看護師と協力しながら、患者さん・ご家族のお気持ちに寄り添い、お体の症状をコントロールし、ご自分の生活に合わせて治療を選択し、ご自身らしく生きるためのお手伝いをしています。
- 専門的な教育を受けた医師・看護師・薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーの多職種で構成されたメンバーで患者さん・ご家族を支援します。
- 平日緩和ケア専任医師、緩和ケア専従看護師が回診を行い、週に一度カンファレンスを行っています。

緩和医療の充実
- 2009年に緩和ケアチームを立ち上げました。緩和ケアチームメンバーによる病棟ラウンド、チームカンファレンス・回診を行っています。
- 2024年にがん患者サポート外来(緩和ケア外来・お話外来)を開設しました。病気にともなう苦痛(痛みなどのつらい症状をはじめ、今後の不安、療養上の気がかりなど)をやわらげることを目的に、緩和ケアチームが介入し、その人がその人らしい生活を送ることができるようにサポートします。

月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | - | おはなし外来 11:30~12:30 |
- | - | 緩和ケア外来 |
午後 | - | - | - | - | - |
※完全予約制
※1回1時間(月曜日1枠・金曜日3枠)
- がんと診断された患者さん、治療中の患者さんに「生活のしやすさに関する質問表」(苦痛のスクリーニング)を実施しています。患者さん・ご家族が抱えるつらさに対し、必要に応じて外来スタッフ・病棟スタッフ、緩和ケアチームと協力し支援していきます。
- がん対策基本法に謳われているように基本的な緩和ケアはすべての医療従事者が実施することが必要です。当院では医療者対象に緩和ケア研修会(PEACE研修会)を毎年開催しています。
緩和ケア研修修了者一覧(医師) - 外部講師をお招きし、がん医療、緩和ケアに関する講演会を開催
がん診療支援センターのメンバーが中心となり、勉強会を定期的に開催し、緩和ケアの周知とケアの質の向上に努めて、がん医療の均点化とがん患者さんやご家族に対するケアの質向上を目指しています。 - 神経ブロックについてはいずれも当院では実施しておりませんので、実施施設をご紹介しております。