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特長

臨床研修を目指す研修医の皆さんへ

初期臨床研修中、1年目の麻酔科研修は2ヶ月間あり、麻酔科専門医の指導の下、気管挿管、末梢静脈路確保、観血的動脈圧測定(動脈ライン確保)、中心静脈穿刺等の手技を実際に習得して頂きます。また、種々の麻酔薬、循環作動薬の臨床薬理作用・特性を理解し、全身麻酔管理の基本を学んで頂いています。症例は、消化器外科はもとより、上級医と共に、呼吸器外科における分離肺換気や、心臓外科における高度な循環管理を経験して頂いており、研修修了後の進路を問わず、有意義な研修になると考えています。さらに、2年目は、数ヶ月麻酔科研修を選択する事も可能で、その場合は、より高度な全身麻酔管理を経験し、上級医の指導の下、硬膜外麻酔等の区域麻酔も直接習得する機会があります。
3年目以降、麻酔科標榜医、麻酔科認定医、麻酔科専門医を志す方には、当院は全身麻酔症例が多岐に渡っている事、循環器疾患を含めた高度な合併症のある症例も比較的多いことなどから、トレーニングに相応しい施設と考えており、今後、さらに充実していきたいと考えています。


【2024年度後期研修医(専修医)募集中】
日本麻酔学会では2015年4月から、新専門医研修制度が開始されました。
当科は
大阪大学医学部付属病院麻酔科専門医研修プログラム
大阪市立大学医学部付属病院麻酔科専門医研修プログラム
に”基幹研修病院”として参加しています。何れのプログラムに参加するかは、選択可能です。
4年間の研修期間のなかで、プログラムに参加している基幹研修病院群で、経験目標に必要な麻酔症例数を達成できるようになっています。詳細なプログラムは、各病院のHPをご覧下さい。
【お問い合わせ】
大阪府済生会中津病院 麻酔科
岩倉健夫
E-mail : t_iwakura@nakatsu.saiseikai.or.jp
Tel : 06-6372-0333(代表)

 

ひとこと

昨今、手術麻酔専従麻酔科医の需要が高くなる一方、集中治療、ペインクリニックと麻酔科医が携わる領域は広がっていますが、その需要にこたえるには、日本の麻酔科医数はいまだ十分とは言えません。
中央部門の充実は、その病院の要でもあり、その一翼を担う麻酔科の充実は、病院の充実につながると言っても過言ではありません。現在の麻酔科をとりまく環境から、大規模な総合病院であっても、中央部門の充実が十分でない事が少なくありません。当院では、中央部門の充実を図るという病院全体の方針もあり、最近数年で麻酔科の充足がなされています。
部長の方針の下、中央部門として様々な要望にできるだけフレキシブルに対応する事を旨としています。また、コミュニケーション能力のある、バランス感覚のよい麻酔科医集団でありたいと考えており、麻酔科全員がそれを日々実践できるよう努力しています。

臨床研究

呼吸器外科手術における超音波ガイド下末梢神経ブロックの 術後鎮痛効果に関する臨床研究(倫理委員会承認番号2021-18)
詳しくは説明文章をご覧ください。

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