内観

院長あいさつ

院長 志手淳也

院長 志手淳也

明治天皇の「済生勅語」である“恵まれない人々のために施薬救療事業を起こすように”というおことばを受けて、済生会は明治44年に創立されました。大阪府済生会中津病院は大正5年に設立され、創立から100年以上が経過いたしました。当院では31の診療科に約210名の医師、約1600名のスタッフが勤務しており、幅広い疾病の診療にあたっています。なかでも、急性疾患診療とがん診療は当院が最も注力しているものです。
急性期病院としては、大学病院と同等の機能を持つと判断されるDPC特定病院群に当院は認定されています。急性疾患の中心をなす脳・心・血管疾患に関しては多くの専門医を有し、24時間365日対応が可能です。がん診療に関しては、大阪府がん診療拠点病院となっており、専門部署であるがん診療支援センターを院内に設けています。外科手術、化学療法、放射線治療、いずれにおいても豊富な治療件数を有し、単独治療のみならず集学的治療を積極的に行っています。さらに、患者さんの目線に立ったがん相談や緩和ケア相談にも取り組んでいます。 また、当院は診療所を始めとした他の医療機関との連携を深め、地域が一体となって患者さんの健康を守れるように、地域医療支援病院としての体制つくりに積極的に取り組んでいます。入院前から退院後までの生活を念頭に入れた、切れ目のないサポートができるように入退院支援室を設けるとともに、ご自宅での医療・介護が継続して必要な患者さんのために、訪問看護ステーションを充実させています。
令和2年から発生した新型コロナウイルス感染症に対しては、大阪府で最も早く、そして多くの入院患者の診療にあたりました。これは、地域医療支援病院としての責務とともに施薬救療を掲げる済生会病院としての理念に基づきます。
これからも、地域の住民に健康と幸せをもたらすため、思いやりと活力に満ちた病院となるように、職場環境を整えながら、職員一同とともに邁進していく所存です。

令和4年8月1日
大阪府済生会中津病院
 院長 志手淳也

TOPに戻る